シタデルカラーの剥がし方

速乾でとても扱いやすいシタデルカラーですが、どうしても失敗してしまう事もあります。少々の修正であれば上からチョチョイと塗り重ねてあげるだけでなんとかなりますが、カラーリングが思ってた通りに仕上がらずコンセプトから見直す時などに、全体を塗り重ねてしまうとどうしても塗装面が厚ぼったくなってしまいます。

今回は、こんな時に参考になればと「シタデルカラーの剥がし方」について、自分の作業録を紹介します。

被験体はエクソシスト戦団カラーに塗ったブレイドガードベテランさんです。特にマリーンを始めるつもりも無いながらインドミトゥスでマリーンズを一式持っていましたので、気分転換にと丁度ホワイトドワーフで紹介されていたエクソシスト戦団カラーに塗っていました。そこそこ気に入っていたのですが、ストアでお借りしたウルトラマリーンの鮮やかな青に魅せられ、急遽塗り直す方針に変更しました。(色味がメカニクスと被ってしまいますしね😅)

使用したのは「キッチンマジックリン」です。スーパーで簡単に手に入りますし、これ1本あれば何体も剥離できると思います。

これをジャム瓶くらいの大きさの瓶に注ぎます。水で薄めても良いかもしれませんが、私は原液のまま使っています。

瓶に入るよう、ミニチュアを分割して…

そのまま前処理も何もせず瓶にぶち込みます。この時、空洞があるミニチュアだと浮いてきてしまいますが、棒で何度かつついて全体に溶液をまぶしてあげれば十分で、沈めることに神経質にならなくても大丈夫です。

瓶の蓋を閉めて、まる1日放置すると写真のように自然とシタデルカラーが剥がれ始めています。

小瓶から出したところです。シタデルカラーがブヨブヨになっていて、少し触っただけでも簡単に剥がれます。念のためビニール手袋をして、水ですすぎながら歯ブラシで軽くブラッシングしてあげると…

びっくりするくらい綺麗にサフ状態まで残りました。

洗剤濁ってしまいますが、液を変えずに2体ほどは同様に剥離できることを確認しており、まだまだ使えそうです。蓋付き瓶を使えば保管も簡単で、手軽に剥離できるので非常に便利です！